京都の日々

50代半ばを過ぎて京都に移住。その京都での日々を綴ります。

今日は紅葉の嵯峨野めぐり

天気のいい日が続き、紅葉も真っ盛りなので、嵯峨野へ向かいました。

まずは、愛宕念仏寺まで行って、そこから嵐山駅方面に下っていきます。
今日は自転車で向かいます。丸太町通に出て、ひたすら西へ、大覚寺が近づいたあたりで北西に向かい、京都バスが通るバス道路に入りました。
ここからは坂道になり、いわゆるママチャリなので結構つらいです。がんばって時々押して歩きました。

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紅葉に包まれた鳥居本の町並み

そうすると左手下に、紅葉に囲まれた鳥居本の町並みが見えます。素敵ですね。苦労して登ってきたかいがありました。
そして、なんだかんだで、1時間くらいで愛宕念仏寺に到着です。
ここはいつも静かで落ち着きます。紅葉シーズンなので人はいますが、5~6人くらいでしょうか。

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愛宕念仏寺

そしてここは千二百躰ほどの羅漢像が並べられています。参拝者の方たちが作ったとのこと、いわゆる素人さんたちの作品ですよね。ですが、素晴らしいです。
そして作られてから100年もたってないのですが、どれも苔むして趣があります。
山裾に立っているこのお寺は、山肌から湧き水が流れていて、苔が生育しやすい環境なのかもしれません。
特別、紅葉の名所ではないのですが、見事な紅葉でした。

さて、そこから鳥居本の町並みを抜けて下がっていきます。
赤い鳥居がある平野屋のあたりも、紅葉が見事です。

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鳥居本、平野屋のあたり

次は祇王寺に行きました。
入る前、外から眺めても境内がオレンジ色に染まっているのがわかります。
祇王寺は小さなお寺ですが、見どころと美しさが、ギュッと凝縮されています。緑のコケと、その上に落ちているモミジ、そこにオレンジ色の光が降り注いで、見上げると赤、緑、黄色、なんともいえない色合いです。
草庵前のベンチに腰掛けて、しばらく眺めていました。

さて次は常寂光寺です。途中の二尊院の紅葉も惹かれますが、つい二か月ほど前にも寄ったので、今回は通り過ぎました。

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常寂光寺、仁王門前

常寂光寺も紅葉の盛りで、嵐山が近づいた分、人も多いです。でも見事ですからねぇ、人も集まります。
それでも本堂裏の池の前にある縁側に腰掛けて、のんびりと紅葉を眺めることができました。

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誰しもが、見上げて、写真を撮りたくなります

今日の拝観はここまでにします。
嵐山駅前の通りに出ると、平日に関わらずたくさんの人がいます。コロナの影響で日本人がほとんどです。
日本人だけでこれだけ嵐山がにぎわっているなんて、近年では珍しいですね。話し言葉を聞いていると関東から来た人も多いようでした。

さて、ここからまたママチャリをこいで、一時間かけて帰りますか。