京都の日々

50代半ばを過ぎて京都に移住。その京都での日々を綴ります。

戒光寺の「おかげ大根」と、東寺の弘法市

この季節になると、京都では大根焚きを行う寺院があります。お供えしたり、厄除け祈願したりした大根を煮て、ふるまうのです。

私の住んでる近くでは、千本釈迦堂大根焚きが有名なので、ぜひ行ってみたかったのです。ですが、今年はコロナの影響で中止のようです。
その他の大根焚きを行っているお寺も、中止の情報ばかりです。大根が好きな私にとっては、とても残念です。
しかしネットで調べているうちに、泉涌寺塔頭戒光寺の「丈六おかげ大根」は11月21日~23日の3日間、行われるみたいなので、でかけてみました。

実は戒光寺大根焚きには以前も行ったことがあります。その時はたまたま参拝したときに、大根焚きをしていたのです。
戒光寺は小さなお寺で、大々的にやっている感じではありませんでした。ですが、今年はどこも大根焚きは中止みたいなので、私みたいな「大根好き」が集まってくるかもしれません。一日100食限定みたいなので、無くならないか心配でした。

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戒光寺

心配しつつ11時過ぎに戒光寺につきました。
しかし、それほど人はいません。境内を見ると、ありました、大根焚きが。ここでは「おかげ大根」と呼んでいます。
まず本堂に上がり、大きな釈迦如来像にお参りさせてもらいます。この大きなお釈迦様が「丈六さん」と呼ばれていて、そのお釈迦様にお供えした大根を煮たものが「おかげ大根」というわけです。

おかげ大根としめじご飯のセットで700円、おかげ大根だけなら500円です。私はしめじご飯もいただきました。おかげ大根は、大きく切った大根に、お揚げがそえられています。境内のベンチに腰掛けて、あつあつの大根をいただきました。

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おかげ大根としめじご飯

境内では、ミニフリーマーケットが行われています。ほかの参拝者も大根を食べています。いいですよね、大根煮。冬の訪れを感じます。

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戒光寺境内、後ろは本堂

さて大根をいただいた後は、東福寺に寄ってみることにしたのですが、途中の同聚院でも大根焚きをしているのに出会いました。

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同聚院の大根焚き案内

こちらは護摩木付きで800円、うどんをつけるとプラス400円です。さすがに続けて食べるのは厳しいです。ですが12月2日までやっているみたいなので、どうしましょう、また来ちゃいましょうか・・・。大根好きの私としては心が惹かれます。まあ、帰ってから考えましょう。

さて、東福寺に近づくにつれて人が多くなってきます。紅葉の名所ですからね。
臥雲橋は写真を撮ろうとする人たちで、渋滞しています。「写真撮影は短い時間でお願いしま~す」と案内整理の人が声をかけます。私もササっと一枚とりました。

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東福寺、臥雲橋からの紅葉

拝観受付も人の列です。
臥雲橋から紅葉は見たので、混んでいる今日はパスすることにしました。

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東福寺、チケット売り場

そのあとは、東寺の弘法市に行くことにしました。コロナの影響で中止だった弘法市も、今月から再開するようです。バスは使わず、30分ほど歩いて東寺に到着しました。

つい先日は、平安神宮の蚤の市を見て歩いたのですが、弘法市は出店数も多く、ジャンルも様々です。
骨とう品はもちろん、野菜や漬物、植木、古着や古本、古レコード、お香や仏具、本当にいろいろな店が並んでいます。

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東寺の弘法市

食べ物の屋台もでています。ベビーカステラ、たこ焼き、たい焼き、焼きそば、とうもろこし、などなど。ですが基本、食べ物はテイクアウトのようで、食べるスペースはありません。コロナ対策のために仕方ないですよね。

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境内には様々な店が

私は特に何も買わなかったのですが、見て歩くだけでも十分楽しめました。早くコロナが落ち着いて、堂々と食べ歩きができるようになればいいですね。