京都の日々

50代半ばを過ぎて京都に移住。その京都での日々を綴ります。

永観堂へ

今日は去年の9月以来の永観堂に行ってきました。

蒸し暑い一日でしたが、お堂に上がると心地よい風が吹いてきて、気持ちいいです。
参拝者も数組しかいなくて、静けさが支配していました。

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吹き抜ける風が心地良い、永観堂の堂内

前回来た時と違ってちょっと違っていたのは、中庭を眺められるベンチがなくなっていたことや、縁側に竹の柵が設けられて、座ってのんびりできなくなっていたことです。
おそらく、コロナ対策として、長時間座って話し込んだりするのを防ぐためではないかと思います。お寺の苦労も想像できますが、ちょっと残念ではありました。

それでも、御影堂や阿弥陀堂内には椅子が置かれていて、吹き込んでくる風を受けながらのんびりすることができました。見返り阿弥陀様を前に、しばらく静かな時を過ごしました。

帰りに売店に立ち寄りました。「どうぞ涼んでいってください」と声をかけていただきました。
お堂に入ったところで炊かれていたお香の香りがよかったので、そのお香のことを聞くと、同じものが売られていました。なんと8本入りで800円とかなり高価です。
他にはないのか紹介してもらうと、やはり香りが違います。
少々効果でしたが、みかえれい阿弥陀様が描かれたお香「薫楓」を1ケース購入して帰りました。

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お香「薫楓」を購入

その後、南禅寺へ向かいます。
三門が近づくと、「三門拝観」の看板が見えます。ですが三門の上には誰もいません。
コロナがなかった時には、人がたくさんいたのですが、誰もいない今がゆっくり拝観するチャンス、と思ってさらに近づくと、やはり「拝観休止」との張り紙がしてありました。そりゃそうですよね。がっかりです。早く、コロナ禍が過ぎ去ってほしいものです。

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南禅寺、三門

次は、すぐ近くにある水路閣に寄ります。
人は少なく、水路閣の柱を使ってかくれんぼをしている親子がいました。人も少なく、のんびりとした光景です。コロナ禍といっても、こういう光景に出会えるのも、今だけなのかもしれません。

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水路閣でかくれんぼする親子

水路閣の上に上がると、かなりの勢いで水が流れていて、とても涼しく気持ちがいいです。

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水路閣の上にあがります

水路閣沿いに歩いていくと、最勝院がありました。参道の感じが素敵です。
無料で入れるので境内に入ってみました。小さなお寺ですが、ひっそりと佇まいが素敵です。紅葉の季節の参道をぜひ見てみたいです。

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最勝院

その後は二条通に出ようと、野村美術館の裏を通っていきました。
その界隈も、なんとも素敵な街並みが続きます。個人宅なのか、店舗なのか、史跡なのかよくわからない建物が続いています。
帰宅して調べてみると、旧細川家別邸、熊魚庵本店や清流亭などが立ち並んでいる地域でした。非公開の施設が多いみたいで、外から街並みを楽しむだけなのでしょうが、とてもいい雰囲気の通りでした。

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