京都の日々

50代半ばを過ぎて京都に移住。その京都での日々を綴ります。

紅葉の高尾へ

f:id:days-in-kyoto:20201120160636j:plain

神護寺、地蔵院あたり

今はネットで紅葉情報が見ることができて、便利な時代ですよね。
情報サイトだけではなく、各寺社、施設も積極的に情報を発信しています。
高尾方面の紅葉が見ごろとのことで、出かけることにしました。

高尾へはJRバスで向かいます。これまで旅行者として来てた時は、京都駅の始発バスに乗ったのですが、今回は京都に移住して初めての高尾です。住んでいるところのもよりのバス停、千本丸太町から乗ることにしました。始発から乗るわけではないので、バスが混んでいるかも、と思いましたが平日だし大丈夫かな、と・・・。

ところが思っていたより混んでいて、席には座れません。
ここから30分ほどですが、ずっと立っていくのかなぁ、と思っていたら、途中の立命館大学前で学生さんをはじめ、かなりの人が降りて座ることができました。

山城高尾でバスを降りて、神護寺に向かいます。
一度清滝川のほうへ下って橋を渡ってから、神護寺に向かって登っていきます。

f:id:days-in-kyoto:20201120160350j:plain

清滝川を渡って神護寺

清滝川付近のお店の人たちが、道の落ち葉を掃きながら、「今日あたりが一番いいな」と話していました。まさに紅葉の見ごろというわけです。天気も良くて最高です。

清滝川周辺の紅葉は、散り始めている感じはありましたが、神護寺に続く石段を登るにつれて、見事な紅葉が続きます。
長い石段を上り詰めていくと、紅葉に囲まれた楼門が見えてきます・・と思いきや、楼門は修復中みたいで、囲いがつけられていました。ちょっと残念です。

f:id:days-in-kyoto:20201120160518j:plain

石段の先に神護寺の楼門が見えてきました

境内は紅葉の真っ盛りです。金堂に入ると、お坊さんが説明を始めてくれました。色々お話ししてくれたのですが、驚いたのは護国神社は明治時代までは神護寺内にあったとのこと。今の護国神社京都御苑の西に隣接していて、「狛犬」ではなく「狛猪」で有名です。
私は京都御苑への散歩のときにいつもその前を通っていたのです。住んでいるところから近いので、まだお参りしていなかったのですが、そんな歴史があるなんて・・。今度、きちんとお参りしてみようと思います。

f:id:days-in-kyoto:20201120161117j:plain

「かわらけ投げ」をやる人たちも

さて神護寺を出てから、清滝川に沿って歩きます。今回は西明寺には寄らずに高山寺に行きました。

高山寺は昨年にも訪れています。その時は2018年の台風被害の復旧工事が行われていて、印象的な表参道の石敷きも工事中で、金堂へも近づけませんでした。
今回は修復も完了して、境内すべて見れます。
しかし、台風被害は甚大だったようで、あちらこちらに大きな切り株があり、たくさんの古木がと倒れてしまったのがうかがえます。
高山寺には何度も来たことがあります。うっそうとした山寺の趣だったのが、表参道も心なしか寂しげな風情です。仏足石があるあたりも、開けて明るい感じになっていました。
天災相手では仕方ないですよね。ここからまた、昔とはまた違った魅力がある高山寺が出来上がっていくのでしょう。

今日の観光はここまでです。

f:id:days-in-kyoto:20201120160804j:plain

高山寺の紅葉